変形性膝関節症 osteoarthritis（OA）の原因は様々ですが、膝関節に偏って負担がかかることが続いてしまい、過度な負荷により骨の変形が起こってしまう状態です。

５０歳代に多く、男女比は１：３で女性に多く、内反変形（Ｏ脚）が８０％、外反変形は少ないといわれてます。変形性膝関節症は日本で２５３０万人いるとも言われてます。

体重増加、O脚・X脚、筋力低下、仕事やスポーツなどで膝を酷使している方は注意が必要です。

最初は動き出しに膝が痛くなり、次第に動いている時の痛みが出てきます。階段の上り下りで痛みが出やすく、とくに下りが痛みます。膝関節の内側に痛みが出やすいですが、外側が痛くなる人もいます。

内反変形（Ｏ脚）が強くなると、ただ歩いているだけでも痛くなります。また寒さや冷え、湿度なども関係するようです。

内反変形（Ｏ脚）は右図のように膝が外に開き、がに股になることを言います。原因としては様々ですが、本来であれば右図の赤い斜めの点線が膝の真ん中を通る事が理想です。

右図のように体重が内側を通ることで、内側に荷重がかかります。よく「膝の内側が痛い！」と言われますが、これが原因の一つです。

膝の痛みは膝だけの問題ではなく、

1. 足首
2. 偏平足
3. 股関節
4. 腰
5. 姿勢

など様々な要因が重なります。当院でも全体のバランスをみながら、必要な施術を見極めて行っています。同じ変形性膝関節症でもその人その人によって原因は変わります。

もしお悩みの時や周りの方でお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。